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【茉莉花】 「入った、ね……薫と一つになれた……」 【薫】 「ああ……す、ごい……」 呆然としたような、薫の声。 いっぱいに張り詰めてる様子と、熱さが、 お腹の中から伝わってくる。 【薫】 「こんなに、奥まで、……大丈夫なのか……? あっ……つらく、ないか……?」 余裕なさそうな表情なのに、わたしのことを 気づかってくれるのが嬉しい。 【茉莉花】 「大丈夫。おっきいけど、痛くない…… おなか、いっぱいで、幸せ……。 薫もわたしのこと、感じて……?」 【薫】 「あ、ああ……すごい……。 こんな、感触なのか……」 【茉莉花】 「どんな感じ……?」 【薫】 「熱くて、柔らかくて、きつい……。 痛く、ないか……?」 【薫】 「……っ……、茉莉花…… すごく、良い匂いがする……」 つながったまま抱きしめられて、お腹の中が こすれる。薫の香りもたまらなくて、勝手に きゅうきゅうと締め付けてしまうのが分かった。 【茉莉花】 「……もう、大丈夫……。動いていいよ。 薫の好きなように動いて?」 【薫】 「あっ……」 【茉莉花】 「……どうしたの、薫? 遠慮しないで?」 【薫】 「その……っ……」 【薫】 「ど、どう動いたらいいか、知らないんだ……。 その、初めてで……。 すまない、予習をしていなくて……」 一瞬、ぽかんとしてしまった。 この体位が、とかじゃなくて、 本当の本当に初めてなんだ……!? もう子供じゃなくて、こんなに格好良くて、 たくましくて、顔も素敵だし、声も性格も良い。 なのに、わたしが全部初めてなの……!? 【薫】 「す、まない……っ」 どこか不安そうに、でも瞳の奥に野性的な炎を 燃やしている薫は──とても魅力的だった。 どうしよう、ものすごく…… 薫のことが愛しくなってきた。 〜〜〜〜〜〜〜〜続きは本編で〜〜〜〜〜〜〜〜